美容皮膚科はエステとどう違うか

美容皮膚科とはどのようなものなのでしょうか。シミやしわなど皮膚の老化の改善やアンチエイジング療法を行うことで近年注目されている分野です。普通の皮膚科は皮膚の疾患を治療するだけですが、美容皮膚科は美容も大きな目的にしています。またエステとも違います。

決定的に違うのは美容皮膚科は「医療機関」であるということです。エステでは美容目的でも人体に影響を与えるような効力を持つ機器や薬剤を使うことはできません。エステの光脱毛も出力の高い医療レーザーを使うことはできません。なにか不測の事態がおきても医者がいなければ対応できないからです。

しかし美容皮膚科であれば医療機関なのでエステで使用されるものより効力の高い機器や薬剤が使用することができるのです。これらは医師の指示のもとで行われるものであり、途中で肌に何らかのトラブルが生じた場合でも、すぐに処置を受けることができるため安全性も高いです。またエステティシャンは民間の資格であって、医者のような国家資格ではありません。そのため人体についての専門的知識がなくてもエステティシャンを名乗ることができてしまいます。

肌の老化においては、歳をとっただけではなく紫外線が原因でおきる光老化があります。紫外線は皮膚の表面だけではなく真皮の深いところまで届き、肌を構成するコラーゲンやエラスチンを変質させて肌の弾力を奪います。美容皮膚科では肌トラブルや肌のコンプレックスなど機能改善などについて、皮膚の構造やメカニズムを研究することによって得られた医学的な根拠に基づいておこないます。

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